春日井市にあるパナソニックのラボに行ってきました。
IAQ(Interior Air Quality=屋内空気品質)を高めることを追求する
ための研究施設です。
空気がいかに大切なものかは今更言わずもがなですが、こんなデータがあります、
人間が体内に摂り込む1日の食べ物(約1.3kg)、水(約2L)に比べて空気の
摂取量はなんと18kg!!直径3mの球に相当する量です。
ちょっとこだわりたくなってきますよね。
夏は高温多湿で熱射病のリスクにさらされ、冬は屋内外の寒暖差による
ヒートショックというリスクにさらされる、という傾向が強くなってきた
日本の気候を踏まえて、すまいの中だけでも快適・健康を求めることが
いかに大切か。
一口に空気の質といっても、その内容は、以下の点について考える必要があります。
1温度=エアコンの活用(特に全館空調がベスト、そのための高い断熱性能)
2湿度=24時間換気、特に熱交換換気がベスト)
3気流=自然な空気の流れを創るための設備
4音=屋外の音の遮断(ペアガラスやトリプルガラス)や状況に応じたBGMの活用
5香り=時間帯や状況に応じたアロマの活用
これらを上手に組み合わせることにより、あっと驚くほどの快適なくらしが実現できます。
パナソニックのラボでは、わかりやすくそれらについて比較したり
体感できました。
新築にしてもリノベにしても、これからのすまいを創造していく上で
絶対に考えていかなければならないことですね。