Think Globally ‼️

Think globally, Act locally という有名なフレーズがあります。

「地球規模で考えて、身近なところで行動する」というような意味ですね。

 

蛇足を承知で書きますが、グローバリーとローカリーという反義語的なワードを同じ韻で対比させる表現は見事というほかなく、ちょうど良い短さ具合のセンテンスは私でも一発で覚えました。

そして!なかなかに深いですね。

 

地球規模で考える、ということはより広い視野で物事を見るということ。

身近で動くということは、日常生活に根ざしたものであること。

 

何でもそうですが、言うは易しく行なうは難し。

それでも、覚えやすいが故に頭の片隅にこのスローガンが残っていたのでしょう。先日、友人の車の助手席に乗った瞬間に、パーンと思い出されたわけです。

 

 

友人の車のナビゲーションの表示

 

Think globally, Act locally 、ここで見事に実践されてました!

ただ、何処に向かってるのか皆目わからんけど。

あと最新のナビ、役に立ってないと思う。

前へ倣えは!古い昭和の価値観 

今日は少々建築を離れたテーマでコラム的なものをおひとつ。

つい最近、小春日和だな、と冬の中にもささやかな春を肌で感じたばかりなのに、いつの間にか本当に春の息吹を感じる日々が訪れています。

「最近」とか「この前」という時間の感覚がどんどん長くなってきているのでしょうか。

否、時間は流れるものではなく、過ぎ去るものでもなく、あるのは今、この瞬間だけ。といいます。

時間は横軸ではなく、縦軸(すべては同時に起きている)で表現されるといいます。私も大好きな映画「インターステラー」はまさにそれ、時空を超えた5次元での個人的な愛に裏付けられた行為が世界を救う、という映画でした。

 

瞬間の連続が人生であるから、今この瞬間のありようで、過去も未来も変化する。過去の出来事自体は変わらないけれど、その出来事に対する受け止め方は変わります。

最近私に起きたいくつかの出来事は、そんなことを実感するものでした。

「なぜこの人はこんなことしか言えないのだろう?」とか「なんで自分はあの時にこんなことをいってしまったのだろう?」とかいろいろと生きていると思うわけですが、そんな自分を「整える」ということを最近(これは「最近」ブログでも書いていますね)やっているうちに、ある時思いがけない「この人が次の展開に向けてこんなことを申し出てくれた!」とか「あんなことを言ってしまったけれど(そしてその結果あんなことになったけれど)、それらがすべて結果オーライにつながった」などの出来事になったりするのです。それによって「この人」に対するイメージも、「あんなことに」対する反省もすべてがひっくり返り、あるいは浄化されるような気持になるわけです。

これはまさに、今この瞬間を変化(自分的には進化)させることで、未来や過去(の出来事に対するイメージ)が変化した瞬間だと思います。

 

バックキャスティングという過去にとらわれずに未来のビジョンを設定し、夢を実現させる手法(考え方)がありますが、5次元的に考えたら、これは正しいのですね。

なぜなら今この瞬間を変えたら、同時に過去(の受けとめ方)も未来も変化するのだから。

そう思うと、3日前に起きたつい最近の出来事も、3か月ほど前に感じたつい最近のことも、結局どちらもつい最近(というかむしろ今、この瞬間)なわけであります。

 

で、ここからが実は今日書きたかったことなのですが、「前へ倣え!」という学校でさんざんやってきた、あの号令。

今でもやってるのでしょうかね?

あれ、まさに前例や前と同じ人、同じことをやることを正しいと思わる、横軸基準の、言ったら「昭和の価値観」そのものじゃないでしょうか?

明治時代あたりからの大きな政府、大きな組織に人を当てはめる時代には、それなりの正当性もあったかもしれませんが、古巣のグループ2万人だったJTBが資本金をドカンと縮小させるこの時代。

大企業が必ずしもベストではなく、むしろ小さな優良企業が時代を創る、と言われるこの時代。

なんなら一人会社のフルハウス株式会社が「あの社長すばらしいからぜひあの会社に家を建ててもらいたい!!」とお客様が殺到していただける、この時代。(いや、これはかなり願望が入ってます。)

もはや変えるべき昭和の価値観を引きずるようなお手本はどんどん撤廃させるがよろしい!

そして、むしろ今この瞬間に、何をどう感じるか、個々人の思いを大切に、過去や環境にとらわれずにビジョンを育むような教育にシフトしていくがよろしい!

そしてそんな子供たちが増えるほど、いつか世の中はさらに想像力と創造性に溢れた大人たちでいっぱいになるから。

 

とここまで書いてきて、教育の現場から「前へ倣え!」が撤廃されていたら、いろいろ言ってごめんなさい。

などと思った、お日様が気持ちの良い春のある朝でございます。