インテリアということに絡めて思うこと(たまにはちょっと真面目に)

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カリフォルニアスタイルという雑誌で分かったヴィンテージスタイル

 

私の役割は空間プロデュースなので、普段からインテリアに興味をもってインプットする必要があります。

貿易業務の前職で6年間に及び、年間60日程度のヨーロッパを中心とする海外渡航経験時代に、文字通り、浴びるようにして欧州の文化や家具や雑貨の情報をインプットしてきましたが、その経験がいかに貴重なものだったかを今、心から実感しています。

 

だからこそ、今でも定期的に海外に渡航して「こんなのいいよね!」と感じるような文化やインテイリアの在り方を引き出しとして得ていくことが大切なんです。

 

これからの日本での理想的なライフスタイル、というものに、よりヨーロッパ的なものや日本らしさ、というものを見直すことが必要であると感じます。

 

アメリカ主義的な文化は、本国アメリカ自体が現状の弱肉強食的な資本主義社会が崩壊を見せています。

そのような状況において、日本は絶対にその背中を追うべきではないと感じます。

 

昨日、「カリフォルニアスタイル」という雑誌を通販で購入してみましたが、そこに掲載されている画像の多くはいわゆる「ヴィンテージスタイル」といわれるものでした。

 

ミッドセンチュリーやら50’s~60’sの家具や雑貨、あるいはそのリプロダクトだったり、というものが賑わいを見せています。

 

アンティークがもてはやされているのは世界的な風潮ですが、その裏に、行き過ぎた資本主義に疲弊した社会が古き良き時代を懐かしむ、という本音があるというのは斜めから見すぎでしょうか?

 

20代のころはJTBという旅行会社に勤務していて、国内のほぼ全ての県を訪れ、主要な和旅館に泊まり歩いてきました。

温泉は大好きなのでこれは本当にうれしかったのですが、当時何気なく目にしていた和旅館の造作、デザイン、動線や機能。

 

和のテイストというものがもつ良さ、温故知新で改めて見直されるべきですね。

 

どこかでカリフォルニア風ヴィンテージスタイルと和が見事にフュージョンして融合(ハイブリッド)されるような空間をプロデュースしてみたいですね。