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【CafeNEO】着工から完成まで

「チームで創り上げるカフェ」とでも言いましょうか。私の納得がいくまで一緒に考えてもらえました。カウンター、照明、壁、天井、厨房、扉、トイレ、床、音響、外壁、屋根、断熱遮熱など機能性とデザイン性のバランスなど意見を交わしながら決めていきました。小さなカフェの建設でしたが、ミーティングの回数はかなり多かったと思います。

着工から「チーム全員が完成を楽しみに仕事をする」という雰囲気が現場にありました。それは淡墨桜の真ん前のカフェということもありましたが、何よりフルハウスのコンセプトを理解した人たちのチームだからだと思いました。

「癒しの空間」というカフェのコンセプトを目指し、「私の理想と私の持ち合わせないフルハウスの経験や知識を擦り合わせること」これが「楽しいさ」だったと思います。

「共有、共感」心地よい時間。

例えば

① コーヒーにこだわる。料理の匂いが店に流れ込まないようにしてほしい。

② 癒しの雰囲気を大切にしたい。厨房で調理中の様子がお客さんからできるだけ見えないようにしたい。

③寒冷地で積雪が多い。断熱や屋根など考えて対応してほしい。

④ピアノを設置したい。場所の確保をしてほしい。

⑤おしゃれな雰囲気を作りたい。タイルも使ってほしい。

⑥カフェの外にはデッキを作りたい。

⑦淡墨桜の絵を飾りたい。

⑧淡墨桜の撮影スポット展望台を作りたい。(実現せず)

⑨ソフトクリームの機械を設置したい。(実現せず)

他にもたくさんありましたが、一部をあげます。

 

完成!チームみんなで喜び合いました。
完成後は、営業にカフェ経営の経験から、古澤さんと奥さんのアドバイスを受けました。メニューの内容、価格設定など、経験のない私にとっては、自信にもなり、カフェ経営の一歩となり、基礎となるものでした。心から感謝しています。

【CafeNeo】カフェ経営のコーチング

CafeNEO

カフェ建設と並行して経営の方針や形態、メニューなども考えていきました。
古澤さんは、コーチングについて学んでいたり、貿易会社に勤務していたり、旅行社に勤務していたり、カフェ経営をしていたりと経験豊富でした。多角的なアドバイスを受け、下記のことを決め出しました。
①地域に貢献する。
・地域の食材を使う。
・インスタグラムで淡墨桜の写真を投稿する。
・インスタグラムで地域の情報を発信する。
②立地のよさを最大限に活かす。
・淡墨桜を眺める。
・根尾の湧き水でコーヒーを淹れる。
・淡墨桜の絵を飾る。
・淡墨桜開花時の繁忙期の売上を向上させる。
③「癒しの空間」を創りだす。
・流れる音楽をジャズにする。
・料理中の匂いや提供する料理の匂いに配慮する。
・心地よい接客に努める。
④従業員は雇わない。
・人件費で収入を減らさない。
・従業員の教育や人間関係などに関わるストレスを増やさない。
⑤メニューの種類は少なくする。
・1人で営業することを考える。
・食品や調理器具の限られた保管場所を考慮する。
⑥食品ロスを減らす。
・仕入をする商業施設が遠方であることを考慮する。
・冷凍は保管できるものを上手く使う。
⑦経営者の健康管理をしっかりする。
・営業時間の管理をし無理をしない。
・仕込みの時間を短くできるように工夫する。

 

【CafeNeo】設計・打ち合わせ期の思い

 

設計を始めた頃は淡墨桜開花時(繁忙期)の集客と収益のことが先にたち、平常時のカフェ経営を考えることができませんでした。

 

打ち合わせを重ねる中で、古澤さんが自社経営のコンセプトを明確に語られるのを聞き、カフェのコンセプトをしっかり決めることが大切だと気付かされました。

 

「癒しの空間」とコンセプトを決めました。決めたことでカフェの設計や経営方針、メニューなども決めていくことができるようになりました。

 

設計では、淡墨桜を眺めることができる席を作ることは、決めていました。しかし、どの様な間取りがよいかまでは、想像が広がりませんでした。
「ピクチャーウインドウ」という設計士さんの提案には驚きました。フルハウスでしか提案できないものだとも思いました。その他にも、カウンター・ピアノ・ピクチャーレール・照明・タイルなど「癒しの空間」に、ふさわしくなるように提案がありました。

 

いつの間にか、カフェの建築から経営まで「チーム」として一緒に考えることが楽みになっていました。

【CafeNeo】カフェを建てようと思ったきっかけ

「定年退職後をどう生きる?」

在職中にずっと考えていたことです。

 

私は「日本3大桜である淡墨桜の前に住んでいる。」そのことを活かした何かができないだろうか。
考え始めた頃は、義理の母が蕎麦やおでん、定食などを提供するバラックの店を何十年も営んでいました。店は淡墨桜の前にありましたが、店内から淡墨桜を見ることができませんでした。そして開花時の繁忙期には、多くの来店者を「さばく」ことにより、収益を得るといった経営方針でした。「もったいない!」と思って見ていたのは事実です。そして時代の変化に伴い経営方針を変えていくことが大切だと思っていました。

 

いろいろ考える中で「カフェは、どうか!」と考え始めました。その日から「淡墨桜をの眺めることのできるカフェ」の設計図を描き、私のカフェ開業に向けた妄想が始まりました。

 

そして退職の1年前、偶然の出会いが訪れました。職場で行われた「志授業」の講師の「フルハウス株式会社の古澤社長」さんです。プレゼンの後半に「建築会社として夢のを応援する」というフレーズに惹かれ「この人に託してみよう」と早速メールをしました。

 

「夢を応援します!」すぐに返信がありました。