『生命を護り、育む家⑥』

『生命を護り、育む家⑥』のテーマは海。

 

引き潮、満ち潮、波の音、光り輝く水面、光の届かぬ深海の世界。

これまで様々な生命の種が、海のスープで熟成され誕生してきました。

海は、まさに生命そのものを育む舞台ですね。

 

私たちが海に魅せられ、惹かれるのは、私たち自身の生命が海と深くかかわってきた所以でしょう。

海と共に生き、また海によって生かされてきた、この生命の根幹にかかわるものはきっと遺伝子レヴェルに刷り込まれてきたに違いないと思います。

 

それゆえ、子供たちを海に連れて行くと、びっくりするくらいのテンションで喜び、遊び、海と戯れています。

たとえそれが人生初めての体験であっても、です。

一般に不可解なもの、未知のものに対しては恐怖してむしろ近づかない、というのが危機回避の本能でしょう。

この子供たちの反応をして「母なる海」という言葉を実感させる次第です。

 

夏の夕べに窓を開けて気持ちの良い風を呼び込み、波の音をBGMに過ごすひと時は、たとえそれがプレーヤーから聞こえてくるものだとしても、この上なく気分の安らぐものです。

 

音で

光で

色で

香りで、海を、海を感じさせるものをすまいの日常に採り入れることは、人生をより健やかに、豊かに生きることにつながっています。

 

 

 

 

『生命を護り、育む家⑤』

『生命を護り、育む家⑤』のテーマは前回の「安全・安心な空気」をちょっと掘り下げて「風」ということを一緒に考えてみたいと思います。

 

フルハウスのミッションは、お客様にとっての「幸せリゾート空間」の創造です。

ここで言う「幸せリゾート空間」とは、

☆自分(や家族)が心からハッピーになれるところ

☆何度も訪れたいところ

☆いつまでも滞在していたいところ

と定義しています。

これはリゾートといっても、人によってそのイメージは様々。リゾートと題する専門書まである次第なので、フルハウスとお客様のリゾートを共通語にするためです。

 

ただ、これまで多くの人と話をしていて、「風」に対してリゾートを感じる人が多いな、という印象を受けています。

 

確かに、南風、と聞いただけでも、爽やかで気持ちの良いイメージが湧いてきます。

たとえジメッとした空気でも、滞らずに対流が起きていれば、それなりに快適を感じることはできます。

 

それゆえ窓の開放を前提としていない、高気密・高断熱で建てられているすまいにおけるこの風の存在=空気の流れは、そのまま、すまいの快適さに繋がるのです。

 

因みに私の自宅は高気密・高断熱以前の古い鉄筋造。

暑い寒いを長らく窓の開け閉めで調整していた次第ですが、昨今の空気の悪さ(砂埃や花粉、有害物質など)で、夜、窓を開けっ放しにしていると鼻喉に障害をきたすようになってきました。

対応策として空気清浄機を利用するようになりましたが、空気の質を高めることができただけでなく、清浄機による室内の空気の流れも起きることで快適さが格段にアップしました。

そしてそれはダイレクトに眠りの質に繋がりました。

グッスリと眠れるようになったのです。

 

この私自身の経験からも、これからのすまいづくりにおけるポイントの一つとして「空気の質と風を起こすこと」が「リゾート空間」づくりでとても大切であると感じています。

 

次回は「海」について考えたいと思います!

 

 

 

 


 

『生命を護り、育む家④』

『生命を護り、育む家④』のテーマは空気です。

 

人間は人生の60%をすまいで過ごすといわれています。つまり、すまいの空気の質は、前回のテーマの水と同じように、そこで住む人の健康に影響を与える、ということになります。

 

特に近年の花粉を含めて様々な有害物質、大陸から押し寄せるPM2.5やら黄砂やら、あまりにも空気の質が悪化した状況を鑑みると、すまいの中はせめて安全・安心な空気で生活したい、と感じる人は多いのではないでしょうか?

 

昨今の住宅は屋外の空気をシャットアウトする「高気密・高断熱」の作りが基本です。私はこの考え方に最初はあまりなじめませんでした。

むしろ、夏場の南風や冬場の北風を窓の構造や機能を工夫しながら、より自然な風を取り入れることで健全な暮らしを楽しむパッシブ・ハウス的なすまいのほうが良いのでは?と思っていたからです。

しかし先ほど言及したように、ある程度の街中で暮らしていく以上、今や安全・安心な空気は、水と同じように無料では手に入らなくなってしまったようです。

 

いかにすまいに健全な空気環境を創り出すか、ということを考えることは、家づくりの上で非常に重要なファクターなのです。

そこを押さえた上で、屋外の環境ともバランスをとって日常生活を楽しむ、ということを考えていく必要がありますね。

 

では「安全・安心な空気」とはどんなものでしょうか?

理想的な室内環境を創造するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

 

①上質であること。有害物質を可能な限り排除していること。

②適切な温度・湿度を叶えていること。

③快適な気流が発生していること

④心地よい香り(あるいは消臭)

⑤心地よい明かり

もちろん、いずれも省エネであることが重要です。

そして、これら5つの条件は実現可能です。

 

①や④は有害物質、特にPM2.5を99.9%のレベル除去する性能をもった空気清浄機を居室で活用することで、②、③はPMVやPPDといった空気環境・温熱環境を表す指標をもとに開発された24時間換気システムを利用することで達成することが可能です。

⑤は状況に合わせて明かりの色を変えられるタイプの照明を使えばよいでしょう。

 

次回、安全・安心な空気について、もう少しだけ掘り下げたいと思います!

こうご期待♪

 

 

 

『生命を護り、育む家③』

 

『生命を護り、育む家③』の今回のテーマは「水」です。
よく知られた話ですが、身体の3分の2は水でできています。細かく言えば脳の85パーセント、血液の80パーセント、骨の60パーセントは水分です。

つまり、人の体を構成する要素として考えると、人は水によって生かされている、と行っても過言ではないでしょう。

 

そう考えると、綺麗な水は健康のもとです。

水は体内でどんな働きをするのでしょうか?

 

ざっとあげてみると、体温調節、血圧調整、脂肪減少、保湿、潤い、血液、リンパ液、栄養素の流れ、疾病予防、もちろん喉の渇きを癒すなど、基本的な体の働きに大きく作用していることがわかります。

 

 

では、その大切な水が山や川を経て家庭のキッチンや洗面に届くまでにどのようなリスクが存在するのでしょうか?

 

山や湖、ダムにはゴミやプランクトンから発生する毒性のあるカビなどがあります。
田畑や工場排水には化学肥料や農薬、廃液、産廃自体毒性があります。
受水槽や給水槽には塩素、サビから発生する赤水、異物のリスクがあります。
水道管も老朽化のリスクがあり、7パーセントは実は戦前から使用されていて、且つ有害物質を発生する鉛管です。

 

飲み水としての水道水や井戸水の信用度が低いため、昨今ではミネラルウォーターを購入する消費者が増えています。

 

ただ、ここにも落とし穴があります。
果たして、市販のミネラルウォーターがどの程度安全といいきれるのしょうか?

なにせ、私たちは工場で精製される現場を見ることはできません。

 

フルハウスは、きちんと技術的裏付けの取れた浄水器の使用を勧めています。

 

きちんとした裏付けというのは、構造や浄水プロセスが高い技術レベルで実現されていて、実際の試験結果に基づいたデータにより除去性能等が明示され、工業製品として世界レベルの規格に合格できている、ということです。

そういう浄水器は、結果的にミネラルウォーターを定期購入するよりもコストパフォーマンスに優れ、且つ在庫を持つ必要もなく使い放題ですから。

 

水は日常生活で大量に身体に取り入れるものだからこそ、こだわりを持って選択したいものですね。

 

次回のテーマは「空気」について、考えたいと思います。

お楽しみに〜!!