The spring has come!

つい最近までは枯山水のようだった(いや、そんな立派なものじゃありませんが、寒々しいという意味です)フルハウスの庭を通り過ぎざま、目の端に飛び込んできた鮮やかな緑と白に、思わず「おっ♪」と声が上がりました。殺風景だった庭にも、いよいよ花が咲き始めました。

昨日の訪問先でも、ツバメのカップルが一年ぶりに巣に戻ってきたところに出くわしたようで、しきりに囀り合いながらあたりを飛び回っています。

しばらく様子を見ていると、まるで「どうする?ここでいいよね!ここで子育てしようね!」と相談し合っているようで、人間と一緒だなあ、とつくづく微笑ましかったですね。

こんな「ザ、春が来た!」のシーンを目の当たりにして、ちょっと心を和ませたりできるところが日本の四季の豊かさの一つ。

卒業、入学、入社、転職、転勤などなど、人間様にとってはいろいろと大変な時期でもあるけれど、スプリングが弾むような気持でこのシーズンを満喫していきましょう!(笑)って、座布団持ってかないで~!!

人生は何を選択するか、で決まる~雪山でのこと

行って参りました!!今年初の蓼科雪山!大学時代からの友人のシゲさんにガイドしていただいての、恒例の登山。

今回はその登山での気づきをぜひ紹介したい。

晴れ予報での決行だったから、極めて楽観的に現地に行ったら「雪は降る~♪、あなた(太陽)は来ない~♪。(古ッ?)」天気はどんより。景色は一面雪で真っ白。

おまけに地域の店舗のお休みデーで飲食店やってないため、仕方なく白樺湖畔のローソンでご飯をかき込み(きれいな店でした)、近くの温泉に入り(熱めのお湯でgood!)、早々と素泊まり2000円(!)のプチホテル「まほろば」へ。安すぎてまさか暖房とか無いなんじゃないやろね、とおっかなびっくりだったけど、暖房完備、お湯も出るしで料金以上の施設に満足です。

ところがこの夜。9時には消灯したけど天気が気になってかマンジリともせず(なにせ大雪のなかでの雪山は人生初挑戦だから)、寝られないことで焦る気持ちからなのか、さらに目が冴えてきてしまう。

「過去のことにクヨクヨせず、未来のことにオドオドしない!」が人生を楽しく(幸せに)生きるための箴言であると自分に言い聞かせ、浮かんでくる仕事のことなどを脇へと押しやりつつ、ウトウトとしては目覚めて携帯で時間をチェックする、を繰り返しているうちに迎えた朝5時。外を見ると、、、「わあ、さらに雪が積もってる⤵そして曇天(+_+)」。雪は止みかけてるが、この状況でまじで行くのか。。でもこういう時、シゲさんは凄い。なにせ揺るがない。彼の「いい感じじゃん。これ良くなるよ。」の一言で肚は決まった。早速準備開始。




登山道、きれいに雪で埋もれてます。その様はまさにバージンロード♪足跡一つない雪の樹林帯に足跡をつけていくのは、やはり気分いいもの。

人生初のワカンを足につけ、はじめはなかなかご機嫌な感じです。

ほどなくきつい傾斜に。あまりに滑るから、さらにアイゼンも着用。「ガッツリ直登(ちょくとう)の雪山やないかーい((+_+))」という感じです。

それにしてもキツイ、キツイ。やはり前日睡眠できていないのがダイレクトに体調に反映。一歩踏み出すたびにフーフー息が切れる。ペースがどんどん落ちていく。過去にちょっと負荷をかけすぎたぺースで登山してて心臓がアブツいた(激しい動悸のこと)トラウマが脳裏に蘇り、それがさらに足を重くする。

正直、挫折しかけました。その時の体力云々もさることながら「12時前にピークに到着できなければ下山する。」という自分の山登りのお約束が果たせなさそうだったこともある。

でも、今回のblogの気づきポイントはここ!!

それはシゲさんの適切なフォローもあり、ピークへの登頂については「必ず行ける!」と信じていたこと。できるできないではなく、あきらめるか、あきらめないかの選択の問題にすぎない、ということ。

結局、登り3時間の予定を大幅に超えてのピーク到達。山頂はご機嫌な晴れ!でもブリザード凄すぎて、ものすごい強くて冷たい風が身体に吹き付けてくるから顔が痛い!!マイナス20度くらいじゃなかろうか?寒すぎて冷たすぎるから早々にピークを後に下山開始。足取りも軽く、雪で滑るから下山は早い、早い。

つまり、12時登頂や体調を理由に退却もできたけど、登頂を選択したからピークに行けた。これ、まさに人生そのものじゃなかろうか。というのが言いたかったことなのです。

美味しい時間

クライアントの別荘に飾り棚を、ということでキャビネットを制作した。

寸法など、もちろん完全オーダーメイド。集成材を使い、デコレーションの美しい見切り材をあしらい、仕上げはウレタン塗装二回塗りの、ナカナカの仕上がり。

夜がまたいい。

背後のアクリルパネルの裏に照明を仕込んであるから、ご主人こだわりのウイスキーボトルの琥珀色が美しく浮かび上がる。

このライティングのあり方にもこだわったんだよね。

これらの高級なウイスキーをチビリ、チビリとやりながら、飲むほどに、酔うほどに、夜のしじまに身体も思考も溶けてゆくわけだ。

で、私はその時、何を考えていたかというと。

その晩戴いた、絶品の中華のメニューに想いを馳せていたわけです。

嗚呼!!

なんという、美味しいひととき。