レンジフードの選び方 マイホーム編

レンジフード考。

お施主様とキッチンメーカーをいくつかグルグルと見回りまして、今回は特にレンジフードに関してちょっとまとめてみました。

キッチンで煙が出る料理だったり、香りや匂いが強いものの調理だったりすると、部屋内にこもってしまうから、やはりレンジフードは必要ですね。

焼きそばとか油を多めに使う料理は特にこもりがちです。

強力かつ優秀な空気清浄機があればかなり緩和されますが、これがないと料理のたびに窓を開閉しなければならない、ということになりかねません。

そして、このレンジフード、種類も価格もピンキリです。

大まかに言うと定価で5万円〜20万円の開きがあります。

レンジフードは大きく分けて、排出したい空気を受ける板状パーツと、空気を吸込むタービン状のハネパーツとに分かれていて、結局それらがいかにメンテしやすいか、が選択のポイントです。

因みに、この板状パーツに違和感を覚える方は多いと思います。(画像ご参照下さい)。

空気を吸い込んで欲しいのに、それを塞ぐかのように板がある。そんなものない方が効果的に排出されるのでは?と感じませんか?

これは流体力学とか科学的根拠に基づく構造で、この構造により、むしろ効果的に排出したい空気をより多く取り込むことができるようになっています。

そう考えると、たしかに空気清浄機も機能性の高いものは、前面を板で塞ぐような構造になっていますね。

ただし、このような様々な小さな工夫の積み重ねで、メンテ、掃除のしやすさがコストに跳ね返る以上、高いレンジフードを選択するにはそれだけのこだわりがあるかどうか。

例えばタカラのホーロー製のレンジフードはメーカー各社ある中で唯一のホーロー製という特徴がわかりやすい反面、メンテしやすいと言うホーローに魅力と、コスパへの理解を感じなければ選択しづらいでしょうね。

どのくらいの頻度でどの程度のメンテをイメージしているか、を考えて、あなたにぴったりのレンジフードを決めて下さいね。

なお、油料理が多い、例えば中華料理などの業務用は機能もサイズもコストも別世界ですので、念のため。